Skylarking

『Summer’s Cauldron 』by XTC

曲は勿論、歌詞が秀逸です。

『夏の大釜』

夏の大釜の中で溺れたいんだ
花溶岩の絨毯に敷かれて

どうか私を引っ張り出さないで
望んでこうしているのだから

沸騰し溶けたバターの中で息をする
黄金インカの発汗は果実の薫り

どうか私の叫びに耳を傾けないで
心は解放し満たされているのだから

月の女王が横たわり
太陽卿が立ち上がると

私は琥珀色のブランデーが入った
大きなブロンズ杯に浮いて漂う虫

夏の大釜の中で溺れている

木の蜜に酔ってを踊りだせば
草木は水中で手を振ってくれる

どうか私を引っ張り出さないで
意外と悪くないものだから

昆虫の爆撃機と仏教単調の響き
八月のオルガンは銅の和音

どうか私の叫びに耳を傾けないで
心は解放し満たされているのだから

月の女王が横たわり
（彼女の丘のベッドの上で）
太陽卿が立ち上がると
（御頭を公式に御上げになると）

私は琥珀色のブランデーが入った
大きなブロンズ杯に浮いて漂う虫

夏の大釜の中で溺れている