猫の話

そこにいるかいないか

人間はそこにいるかいないかである

猫はそこにいるでもいないでもない

故に人間だけの空間にもしてくれる

<人間2人の生活での家の中の構成>
『人A+人B』『人A+不在』『不在+人B』
『不在+不在』の4パターンのみ

<人間2人と猫2匹の生活での家の中の構成>
『人A+猫A』『人A+猫B』『人B+猫A』『人B+猫B』
『人A.B+猫A』『人A.B+猫B』『人A.B+猫A.B』
『猫A.B+人A』『猫A.B+人B』『猫A+猫B』

家に場面と動きの多様性が生まれて楽しい
肝心なのは上記人間2人の構成4パターンも
猫と生活しながら不思議と成立している事

人間は仕事や用事で家は不在となる事が多く
この空間の大半は『猫A+猫B』で運用される
猫の空間に我々が居させてもらっていてこそ
人間だけの時間や空間へと作用している様

帰宅後に猫がしつこく絡んでくると思ったら
暫くするとパッタリと消えて気配も感じない

それは猫達の高貴な配慮と美しい独立心から

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