第13回 Bambooキネマ倶楽部「タンポポ」

当時、一世を風靡した伊丹映画の代表作。
癖のある登場人物が織りなすオムニバス形式の、
ラーメンウェスタン活劇。

『食』だけにとどまらず、人間の本能へと問いかける、
洒落と皮肉に溢れた何とも映画的な映画。

危篤の妻にチャーハンを作らせる男のシーンが
印象的だった、そしてこうやって書いているやいなや、
単純に旨いラーメンが食べたくなってくる…

「まずラーメンの全容をじっくりと眺め、ラーメンの表面を軽く箸でひと撫で。チャーシューを右上のスープに軽く沈め、心の中で「後でね…」と詫びてから麺を一箸。次にシナチクを一本口中に投じ、さらに麺をすする。そして、シナチクを一本。続いてスープを3口すすり、軽くほーっとため息をついてからようやくチャーシューへ…」

＜第13回 Bambooキネマ倶楽部＞
作品『タンポポ』1985年日本
監督　伊丹十三
出演　山崎努/宮本信子/渡辺謙/役所広司
日時　2018年2月25日（日）5PM〜
場所　BAR bamboo JR柏駅東口
参加費　¥1000（1ドリンク付）

毎月一回、映画一作品について参加者と語る会です。
マニアック、専門的な映画の話ではなく、
物語や人物、人間模様、シーンやセリフ、音楽など、
参加して頂いた方それぞれの自由な視点や発想で、
感じた事、考えた事を、普段使う言葉で語り合う
作品対話の会です。

第13回Bambooキネマ倶楽部
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