音楽・レコード

Let it be BOX

『Let it be BOX』を巡る話。

ビートルズのラストアルバム『Let it be』の初盤は豪華写真集付きのボックス使用で発売されました。これは英国、日本、カナダなど限られた国のみので(米国はなし)コレクター垂涎の黒光りの憎い奴、ヤフオクや中古店では今だにスゲープライスで売り買いされています。

当初は木箱の予定だったようですが、解散のドサクサで紙の仕様になり、これがまたペラペラの工作で、出し入れの際破損し易く、更に写真集も糊が甘く、ページがバラバラになり、しかもページのナンバーが無いので元にも戻せないという、難解な代物。故に状態の良い物が少ないのも高値の理由の一つです。

僕が中学生の時、西新宿の中古レコード屋のオークションに並んでいた時に(午前中に各々貴重盤に入札して、午後に落札者を決めるイベントのようなものがあったのです)前に並んでいた中国の卓球選手みたいな知らない大学生に、交渉の末、ブックレットのみを三千円で売ってもらう事になりました。

あとは『箱』と『レコード』を手に入れれば完品の出来上がり。

と思い続けて30年が過ぎ…

つい先々週に、ブックレット無しのボックスと盤と帯の黒光りの奴を、1300円という冗談のような値で手に入れ、僕のロング&ワインディングロードはようやく終着を迎えました。Let it be

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